ソーシャル・ブランコ・ストーリー
事業立ち上げストーリー
1.想定外のご利用者さま
私たちNPO法人ホスピタリッチはこれまで、発達障害の1つである注意欠如・多動症(AD/HD)を診断された成人の方(以下、当事者)を主な対象として、社会生活でお困りのことを解決に向けてご一緒に考えるコーチングサービスのご提供をしてまいりました。
ご相談を伺っていて、当事者に関わるさまざまな方も、独自に困り事を抱え、相互に問題を深めていたことから「私もコーチングサービスを利用できますか」と訪ねてこられることが多くございました。
2.葛藤されていた周囲の方々
たとえば、職場の管理職の方においては、「どのようにしてチームの個別対応をしながら、プロジェクトを進めていけばいいかわからず、余裕のなさから、当事者に課題解決や目的達成の必要性を解くだけで、相談にのることはしてこなかった」というご相談がありました。
また、家庭内においては当事者の方が、障害によって家事がスムーズにできず、それをパートナーの方が責めてしまうというケースもありました。パートナーの方は「自分自身が不安をうまく扱えず、障害による困難さが頭でわかっていても八つ当たりをし続けてしまう」という葛藤をされていました。
こうしたご相談もお受けし、現在では当事者の方と良好な関係性を築いているとのご報告をいただいて安堵しつつ、サービスをご利用くださる他の方々からも、同様のケースを度々耳にしています。
3.様々な対人支援が必要
当事者のサポートのみを行っていても、周囲の方々にもサポートがなければ、その場の関係性が建設的に問題解決を図っていくことは困難になるという考えに至りました。
そして、多様なサポート資源が、個別の状況に適した選択肢として、広く一般に行き渡ることの必要性を痛感しました。
そこで、現在コーチング実践者をはじめ、キャリアカウンセラーの有資格者の方々が増えている状況に目を向け、そうした対人支援者をサポートする支援者支援の活動をはじめました。
資格取得や養成修了を経ていながらも「どのようにお役に立つことができるのかわからない」「サービスをはじめても集客が心配」というお声をいただいたことで、支援者支援の活動は「SOCIAL BRANDING COACH」として生まれ変わりました。
4.戦略と目的
これまで私どもは、独自のコーチングサービス運営に注力するために集客行動を最小限にしながらも、ご利用をご希望される方に見つけていただきやすいよう「SNSに頼らないサービスマーケティング」を徹底してまいりました。
おかげさまで、現在でも定期利用をご希望の方が、2ヶ月に1-2名様ずつ増えております。
このブランディング戦略を、サービスづくりをご検討中の対人支援者の方やご興味のおありの方へご提供し、社会をつくる多様な人々が、その時々のニーズに合った対人支援サービスを社会的選択肢として持つことができる世の中を実現してまいります。
about us
目的は「多様なニーズ、多様なサポート」
対人支援者様と共創した分、サポートの種類を増やしてまいります。
私たちは、ナラティヴ・コーチングを主な支援法とし、サービスづくりやブランディングのサポートをご提供しております。
SOCIAL BRANDING COACH のブランディング支援員兼特定非営利活動法人 ホスピタリッチ理事長のごあいさつを掲載しております。
SOCIAL BRANDING COACH のシンボルである「ねじり白梅」には、大きく二つの意味が込められています。
組織概要
運営母体であるNPO法人 ホスピタリッチの組織概要と沿革について、ご紹介しております。